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水中毒とは?水の飲み過ぎによる体への悪影響

   

水中毒とは?水の飲み過ぎによる体への悪影響

乾燥の季節がやってきました。

冬は夏のように汗をかかないわりに、口やのどの粘膜が乾き、ついつい水分を摂りすぎることがあります。

また、デトックスやダイエットのために冬場でも大量の水を飲んでいる人は要注意。

水の飲みすぎによって、様々な不調がおこることもあるのです。

スポーツやサウナで汗をかいたときであっても、一気に大量の水分を摂るのは危険です。

ひどいケースでは、死を招くこともあります。

水の飲みすぎによる身体への悪影響、水分摂取についての注意点をご紹介します。


水中毒とは?

読んで字のごとく、水の飲みすぎによっておこる様々な症状をまとめて水中毒といいます。

その症状の中でも一番怖いのは、低ナトリウム血症です。

人間の体液は、様々なミネラルによって、電解質のバランスが保たれています。

汗も涙も血液もしょっぱいですよね。

あれは、ある程度のナトリウムが含まれているからです。

汗や尿によって排出される水分の中には、ナトリウムを始めとしたミネラル分も含まれています。

それなのに、水ばかりをたくさん補ったら…当然体内のミネラル濃度はどんどん薄まってしまいます。

血液中のナトリウム濃度が一定ラインを切ってしまった状態を、低ナトリウム血症といいます。

腎臓や肝臓の機能の弱い人、甲状腺疾患や脳障害、精神疾患のある人などでは、特に低ナトリウム血症がおこりやすくなることがあります。

低ナトリウム血症の症状

低ナトリウム血症の症状

  • 疲労感やだるさ
  • 吐き気
  • 頭痛
  • イライラ、不安などの精神症状
  • もうろうとした感じ

これが重症化すると、けいれんや呼吸困難がおこり、最悪の場合は死に至ります。

低ナトリウム血症以外の水中毒症状

水中毒でおこるのは、低ナトリウム血症だけではありません。

  • 胃液がうすまり消化不良をおこす
  • 冷たい水を飲み過ぎると内臓が冷え、身体全体の働きが鈍ることがある
  • 排尿速度が追い付かない場合は、ムクミを引き起こす
  • 常に口を潤していると、唾液が出づらくなる

など、美容や健康のためにと頑張って水を飲んでも、飲み過ぎてしまうと逆効果になることがあります。


水中毒を避けるために注意すること

基本的に、たくさんの水分を一気に摂ると内臓の処理速度が追い付けず、体液のバランスを崩したり、身体に負担がかかることがあります。

のどごしがいいと、つい一気にゴクゴク飲みたくなりますが、そうすると必要以上の水分を摂ってしまうことになります。

ゆっくり飲んで、のどの渇きがおさまったらそこで終わりにし、無理に飲むのはやめましょう。

水の飲み過ぎの基準

では、どの程度の量を「飲み過ぎ」というのでしょうか。

実は、これにはかなりの個人差があります。

よく、「1.5ℓ~2ℓの水分が必要」という言葉を目にしますが、人によっては、2ℓも飲むと水分過剰になる場合があります。

水分をどの程度吸収できるか、水分を処理する腎機能がどの程度働くかはそれぞれ違います。

処理能力が低い人が無理に水分を摂ると、かえって身体の負担となります。

「1.5ℓ~2ℓの水分が必要」の「水分」には、食事でとる分も含まれています。

普通に食事をしている人は本来、取り立てて意識的にたくさんの水を飲む必要はありません。

健康や美容のためにと、のどが渇いてもいないのに、たくさんの水を無理に飲むのは避けましょう。

スポーツや発熱時の水分補給の注意点

スポーツや発熱時の水分補給の注意点

スポーツやサウナで汗を大量にかいたときも、一気に水をたくさん飲むと、急性の低ナトリウム血症がおこる危険性があります。

実際に、死亡事故もおこっています。

まとめてたくさん飲むのは避け、塩分や糖分の入ったスポーツドリンクなどを、途中でこまめに補給するようにしましょう。

発熱や下痢や嘔吐などで病的な脱水をしたときは、市販のスポーツドリンクではナトリウム濃度が低すぎる場合があります。

病者用の経口補水液を使い、それでも回復しないときには病院を受診しましょう。

水中毒と多飲症

美容や健康目的で意識的に水をたくさん飲む人以外に、別の原因で大量の水を飲んでしまう多飲症という病気があります。

精神的なものが大きく関わるとも言われ、統合失調症や発達障害の人に併発することがあります。

そのような病気がなくとも、イライラしたり緊張したりしたときに水をたくさん飲む習慣の人。

ペットボトルを持ち歩き、常に何かを飲まずにはいられないペットボトル依存の人もいます。

思い当たる場合は、体調の変化に注意しましょう。

低ナトリウム血症の症状が出た場合は水分を制限しないといけません。

しかし別の病気の可能性や、自分自身では水分調整が難しい場合もあるので、そのときは病院で相談しましょう。


病的な渇きを引き起こす疾患

精神的な多飲症ではなく、身体疾患の症状として、水をたくさん飲んでしまうこともあります。

その場合は、異様にのどが渇きます。

糖尿病、腎臓病、甲状腺機能亢進症、神経疾患など様々な疾患が考えられますので、やけにのどが渇いて水をたくさん飲んでしまうときは、内科を受診しましょう。

また、飲んでいる薬の副作用によって口が渇き、多飲症になってしまう人がいます。

何かの薬を飲み始めてそのようなことがおこったら、医師に相談しましょう。

水中毒が疑われたら

水を飲み過ぎという自覚があって軽度の場合は、摂取水分を減らして様子を見ます。

しかし、急性の低ナトリウム血症や何かの持病がある人、けいれんなどの重度症状がおこった場合には、速やかに病院で処置を受ける必要があります。

脱水症状と低ナトリウム血症の症状は似ているときがあるので、どちらか区別がつかない場合は病院を受診しましょう。

まとめ

水の飲み過ぎが身体に与える影響と、水分摂取の注意点をご紹介しました。

水中毒を避けるには、

  • のどの渇き以上の水分を無理に飲まないようにする。
  • 水分を摂るときは、ゆっくり少量ずつ飲み、一気飲みはしない。
  • 大量の汗をかいたときや病的な脱水には、真水ではなく経口補水液を補う。
  • スポーツや長時間の入浴時には、スポーツドリンクをこまめに補給する。
  • 異様にのどが渇いて飲み過ぎてしまう場合は、内科を受診する。

そして、低ナトリウム血症が疑われて水分制限しても良くならないとき、急性の場合にはすぐに病院を受診しましょう。

飲む水の適量は個人差があります。

何かの疾患がある人は医師と相談し、そうでない場合は、自分自身の身体の声を大切にして、無理な水分摂取はひかえましょう。

 

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